百もの、語り。
途方に暮れた俺は、
何故だかまた公園に戻る事にしたんだ。
もしかしたら大掛かりなドッキリとか
そんなのを期待していたのかもしれない。
それで公園に戻ったんだけど、
やっぱり誰も居ないんだ。
だけど、ふいに、声が聞こえた。
俺の名前を呼んでいたんだ。
その声の方へ振り向くと、
友達がいきなり現れた。
俺は『お前、どこ行ってたんだよ!』って
そいつに言ったんだけどさ、
相手も同じで
『お前こそどこ行ってたんだよ!』ってさ
なんか、
俺がいきなり居なくなってたらしい。