百もの、語り。

奇しくも男性の奥さんは妊娠中で、
出産予定日は明日。

男性も出来るなら立ち会おうと
病院に詰めていて、
着替えをしに帰ってきて、
つい居眠りをしてしまっただけ。


今まさに、もうすぐ生まれるかもという
そんな瞬間なのでした。


それなら噂の真偽を確かめようと、
男性はラジオを聴き続けました。


生まれる子供の名前は
もう決めてあったので、
呼ばれるのを待ちます。


1つ、また1つと、
ラジオのパーソナリティーは名前と、
そして祝いの言葉を述べていきます。


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