百もの、語り。
なんだか、気味が悪いなあ。
そう思っていると、携帯の着信音のような
電子音が、前の方から聞こえてきました。
あの人かな?
思った通り、そうだったらしく
彼女が電話に出る姿を見て、
私はまた驚きました。
彼女は後ろ向きに歩いていたんじゃなく
服をすべて、後ろ向きに着ていたのです。
……髪型は、どうなってるんだろう?
思わず、そんな疑問を浮かべました。
あ、通り過ぎる時に見たんですが、
後ろも前も伸ばしているだけでしたよ。
どうしてあんな事をしているのか、
皆目見当もつきませんが、
趣味は人それぞれ。
話のネタとしていい経験だったと思います
終わります。
ふーっ
4本目の蝋燭に息が吹きかけられました。