百もの、語り。



しかし、道具を捨てた翌日の事です。


占いをしていた少女は、
いつまで経っても登校してきませんでした


昼休みを終えた頃、
心配する友人たちのもとへ漸く現れたのは
1日でやつれ、
以前の印象がまったく無い、
少女の姿でした。


それを見て、
また心配する友人たちを指さし、
彼女は言いました。


『みーんな、死ね』


高く笑いながら、
少女は教室の中へと踏み込みます。

そしてそのまま窓へと歩み寄り、
開いていた窓から、身を投げ出しました。


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