百もの、語り。
『ある学校の林間合宿。
生徒たちは、百物語をしようと決めた。
だけど丁度今みたいに、
途中でネタ切れ、飽きがきて、
昼間の疲れもあったし、
途中でやめる事になったんだ。
そして布団に入った途端、
誰かが、
中に誰かが居る!
そう騒ぎ出した。
初めはみんな馬鹿にするも、
続けて、他の生徒の布団にも何かがいた。
そして足を触ってすぐ消えた。
それが何人にも起こったんだ。
起こった数は、丁度残りの話数分。
理由?そんなの決まってるだろ?
百物語を途中で終わると、
残りの分だけ、怪異が起こる。
そんな話を聞いた事は無いか?
さ、これでこの話は終わりだ。
これで50話、残りも50話。
楽しみだね』