百もの、語り。

91.居眠り



この間さ、勉強してたら
いつの間にか机につっぷして
寝ちゃってたんだよ。


で、気がついたら暗くなってて、
電気付けたんだ。


そしたら窓の外に、
でっかい顔があったんだ。


ソイツが覗いてたから、暗かったんだ。


多分、卒倒したんだね。

次に気が付いた時には、
勉強を始めた時とそう変わらない、
夕日の差した明るさの部屋だったよ。





フッ


91本目の蝋燭が消えました。

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