百もの、語り。
そして、そう言われ、
直後に事故に遭った人。
だけど一命を取り留め、
入院中に、見知らぬ人が見舞いに来た。
『やっぱ死ぬわ。お前すぐ死ぬから』
そう言って、
花束を置いて去ったそうです。
ええ、そいつは口だけ男。
家族は気味が悪い、不謹慎だと怒りました
だけど本人は大喜び。
だって、当分は死なないと、
そう確信したからです。
今でもその花は、
押し花にして、
しおりを作って持ってるそうです。
なんとなく、
ご利益でもありそうじゃないですか。
フッ
93本目の蝋燭が消えました。