百もの、語り。
じわじわと迫りくる、その人たちは、
OBや、本を寄付した人たち、
つまりは本好きな人たちの霊らしいです。
全員が全員、死んでる訳では無いけど、
生霊や、残留思念、幽霊だらけ。
普段は姿を現さないそうですが、
他にも、本を乱暴に扱うと、
やっぱり囲まれるそうですよ。
……この話、七不思議っぽいのに。
なんでか、入ってないんですよね。
出所って、どこでしたっけ。
確か……司書さん?
あれ、もしかしてデマ?
まあいいか。
そんなもんでしょ、噂なんて。
ふっ
98本目の蝋燭が消えました。