百もの、語り。
全然、違う世界だったんですよ。
だけど周りは、普通にふるまっていて。
見た事無い人が、親友で。
どう見てもスライムなのに、家だとか。
少し目を閉じていただけなのに、
いつのまにか別世界になっていたんです。
白昼夢だろうか。
そう思って、もう1度目を閉じました。
妄想なら、すぐにやめなくちゃ。
夢ならすぐに、覚めるだろうと。
そして再び目を開けたのに、
やっぱり世界は、違うままで。
頭がおかしくなりそうなんですよ。
だから俺は、目を閉じました。
こんな現実、ありえないから。
フーッ
99本目の蝋燭が消えました。