百もの、語り。
選択025
「……あれ?」
いつの間にか、親友の部屋に居た。
さっきまでは確かに学校で、
百物語をしていたと思ったんだけど。
俺の親友の部屋は
やたらとサイバーチックな部屋で、
上手い事家具を設置しているのか、
外観よりもずっと広く見えるアパートの1室。
親が海外で仕事してるとかで、
中等部の頃からずっと1人暮らしをしているらしい。
そんな部屋に、いつの間にかいた。
「あれ、どうした?何でいんの?」
相手も不思議そうにしているが
「さあ?」
俺だって知らない。