百もの、語り。
じっくり見なかったけど、
看板の隙間ほんの数センチのはずなんです
びっくりしたけど、
とにかく立ち止まらずに歩き続けました。
そしてようやく、曲がり角を曲がる時に
通って来た所を見たんですけど、
やっぱりその人、こっちを見てました。
曲がりきったら、家まで走りました。
時々後ろを振り返ってみましたが
もうどこにも居なかったので
安心して、帰宅する事が出来ました。
それで次の日の朝、登校する時に
同じ場所を通ってみたんですが、
看板にはもちろん誰も居なくて、
人の挟まれる隙間なんて、
それもやっぱり無かったんです。
ふーっ
19本目の蝋燭が消えました。