百もの、語り。

32.眠い



この前さ、眠くて眠くて
どうしようもなかったんだ。

だから、もう歯磨きしたら寝るべって、
磨いてたんだよ。

でも眠くて、磨いてる間にも
ウトウトしてきちゃってさー。


うっかりちょっと寝ちゃって。

ハッとして、寝ちゃ駄目じゃん!って、
口に歯ブラシ入ってるからさ。

危ないじゃん?



で、磨いてる間も
ずっと眠気と戦ってたんだよ。


そこで突然気が付いたんだ。


これ、夢じゃんって。


気付いたら目が覚めたんだけど、
夢の中で寝ちゃってた時、
一体どんな状態だったんだろ?




ふっ


32本目の蝋燭が消えました。



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