★林檎の木☆
俊の笑顔には、結花はいつもドキッとしてしまう。
もちろん、さっきの笑顔にもドキッとしてしまった。
結花はどんどん顔が赤くなっていくのを感じ、あわてて俊から顔を背ける
「ゆかちゃん、かおまっかだよ?
だいじょうぶ??」
俊は、ゆかの顔を斜めした側から上目遣いを無意識でしながら覗き込む
「なっだいじょうぶだしっ!
あかくないもんっ
どっどこが赤いんだか…//」
結花は、その俊の瞳を見て、胸がキュンとする。が…結花はそれが何かわからず、少しくびをかしげ目をそらす。
「いやいやいや
どこからどうみても、あかいでしょ」
「あかくないもん
あ…あついだけだもんっ!
てっていうか、そんなにみないでよぉ…」
結花はさっきより少し顔を赤らめた
「はいはい」
俊は、それをみて、少し面白そうに、そして、寂びしそうに…無邪気な笑顔でいった…ーーー。