★林檎の木☆
やくそく…
「もうすぐ…もうすぐ、
ちがうまちに、おひっこしするんだ…」
「え…?!」
言われて、結花は一瞬にして今までの
俊との楽しかった思い出が、胸から溢れ出してきた。
そして…頭の中が、真っ白になる。
気がついたら、目から熱いものが溢れてきていた。
「?!
わたしっなっなんでだろ…
なんかでてきたよ…
ヒッヒッ」
「ゴメン…ゆかちゃん…
でもね、いつかぼくらはきっとどこかであえる。
ぼくは、そうしんじてる…。」
俊は、かすかに震えていう
「うんっうんっ…」
結花は、頷く事しかできなかった
「だからね、そのときまでやくそくしてほしいことがあるんだ。」
「やく…そく…?」