★林檎の木☆
「そう。やくそく」
そういって、俊はバックから小さめの
可愛らしい袋を取り出した。
結花の好きな、ハート柄だった。
俊には、結花の好みを
よく分かっているようなくらい
結花の好みの物をプレゼントしてくれる。
「かわいい…
なあにそれ?」
俊が、それをわたしに差しだした。
わたしは、それを少しためらいつつ受け取った。
「…あけてみて」
中をみてみると、銀の細い紐状のものがみえた。
(なんだろう…)
わたしは、その紐状のものをひっぱって取り出してみた…