君ハ空ノ上
「あ…な、尚輝!!今から塾って言った!?」
「ああ。今から。」
尚輝は自分の机に置いてあるカバンにペンケースやら何やらを詰め込んだ。
《確か…尚輝が死んだのは、塾の帰り…》
「な…何時まで塾なの?」
「四時から六時まで
何?どうかした?」
携帯の時計は既に三時四十五分
懐中時計も見てみると
「え…三時十五分!?」
「は?今は三時四十五分だぞ。」
十五分経ったはずなのに…懐中時計のほうは十五分戻った…