君ハ空ノ上
懐中時計は私が過去にいられる時間を表してるのかな…


「じゃあ俺塾行くから。」


「…私も出る!!」


「は!?何だよお前!!気持ち悪!!」


「別にいいでしょ!!」

お互いギャアギャア言いながら学校を出た。


「あのさ…塾休んでくれない…?

私…尚輝と遊びたい…」


「…どうした?お前今日おかしいぞ?」


「いや、ふと思っただけで…」


「塾を休むことはできないかな。

俺は………」


尚輝は何か言いかけたけれど、やっぱいい。と言って口を閉じてしまった。


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