君ハ空ノ上
伝エル
途中まで同じ、尚輝との帰り道を一歩ずつ踏みしめて歩いていく。


こんな風に尚輝と並んで歩くなんて、これが最初で最後―――。


途中、公園が見えてきた。

「あ…尚輝、公園寄りたい!!」


「お前いくつだよ」

尚輝が馬鹿にするように笑った。


「うるさいなぁ…

久しぶりにブランコ乗りたいの!!」

私はスタスタと公園内に入り、ブランコの一つに座った。



ゆっくり漕ぎ出す。


尚輝も笑いながら隣のブランコに座った。


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