君ハ空ノ上
「一緒に帰ろっか」


「……明日…学校無いと思うな。」


「は?明日は平日だぞ?」


明日学校は無い。


だって、私が死ぬから、明日はお葬式…


尚輝の時も、そうだった。

「……あ!!そっか、明日平日だったね!!」

私はわざと間違えた振りをした。


「バカじゃねぇの?」

尚輝が笑う。


「なんだと!?」

私もいつも通り返した。


しばらく歩くと、私と尚輝の分かれ道


「じゃあまた明日な。」


「…バイバイ」

“また明日”なんて言えるはずが無かった。


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