君ハ空ノ上
「な、何で…」


「俺以外には、多分お前の声は聞こえてない。

だからあの場で会話したら俺が狂ったと思われるだろ」


「違う!!」

そんなことじゃない…

私が聞きたいのは…



「私と話したいことって何…?」


「…お前、何で死んだんだよ。

死ぬってこと…わかってたのか?」


「な!?」


「…昨日のお前の様子がおかしかったから。

今までの話をしたり、『楽しかった』って過去形になってたりしたし……」


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