君ハ空ノ上
「な〜に悩んでんのよ!!」

お昼休み、友達の畑中鈴に朝の出来事を話すと、そんな言葉が飛んできた。

「なっ、鈴!?」


「あんた達が夫婦って呼ばれるなんていつものことでしょ。」


「いやでも…」

私は鈴に近づいて小声で


「夫婦って言われて…私はちょっと嬉しいけど…尚輝は迷惑してるかもだしさ…」


一番心配していることを告白した。


鈴はそんなことお構いなしに声を殺して笑い出す。


「クックックッ……」


「な、何がおかしいの!?」

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