チャリパイ14~最後のサムライ!



さて、話は変わるが…
チャリパイの三人とイベリコが乗るこの『ラッカーエアライン』の飛行機には、CA(キャビン・アテンダント)として、チャリパイシリーズの読者諸君には懐かしいある女性が乗り込んでいた。




『朝霧 麗子(あさぎり れいこ)』



この名前を覚えている読者諸君も、多いのではないかと思う。


チャリパイスピンオフ作品~テロリスト羽毛田尊南~において、藪製薬の社長秘書として登場した彼女が、何故CAなどをやっているのか不思議に感じている方も多いかもしれない。


実は彼女、転職したのである。


藪製薬に籍を置きながら、もう一方で密かに中途採用の試験を受けていたJALから内定の告知を貰った朝霧は


『社長秘書も良いけれど、華やかな国際線のCAなんていうのも、私の感性にぴったりの天職なんじゃないかしらん♪』


と、したためた辞表を藪製薬の社長に手渡すと、藪製薬をあっさりと退職。


しかし、そのJALは経営不振の為あっけなく内定取り消しとなり……


現在はかなり格下の零細航空会社『ラッカーエアライン』のCAとして、この飛行機に搭乗しているのである。
















「………そのうち堕ちるわね……このボロ飛行機……」



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