チャリパイ14~最後のサムライ!
「マジ死ぬかと思った!!」
シチローに続いてパラシュートでブタリアの地に降り立ったてぃーだ、ひろき、そしてイベリコは、何はともあれ無事に地面に漂着出来た事にホッと胸を撫でおろしていた。
「でも、アレよりはマシかもしれないわね……」
てぃーだの指差す先には、まるで巨大オブジェのように機体の三分の一が砂丘に突き刺さったラッカーエアラインの飛行機が見える。
「あの機長生きてるのかな?」
「コメディじゃなければ死んでるところだね……」
パラシュートを選んでおいて本当に良かったと、心底感じたシチロー達であった。
そして、そんなシチロー達に向かって遠くから満面の笑顔で手を振っている朝霧の姿が見えた。
「皆様~またのご利用お待ちしております♪」
「二度と乗るかっ!!」
いくらケチなシチローと言えども、次のフライトにラッカーエアラインを使う事は絶対に無いであろう。
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