チャリパイ14~最後のサムライ!
スキヤキパーティー
ところ変わって、こちらは森永探偵事務所。
事務所では子豚とてぃーだの二人が、買い出しに出たシチローとひろきの帰りを待っていた。
「……遅いわっ!
シチローとひろきったら、一体何処で油売ってんのかしら!」
「コブちゃん……そんなにイライラしないで、ちょっと落ち着いて座ったら?」
子豚がイライラしている時は、大抵お腹が空いている時である。
スキヤキの具材の買い出しに出掛けたシチローとひろきの二人を、部屋中をグルグル歩き回りながら今か今かと待つ子豚。
そんなに歩き回っていたら、余計に腹が減るだろうと思うのだが、じっとしてはいられないのだろう。
テーブルの上には、既にコンロと鍋、そしてビールとグラスの用意も出来ており、二人が来ればすぐにでもパーティーが始められるようになっていた。
「もぅ~!二人共どこにいるのよっ!ケータイで聞いてみようかしら!」
子豚の空腹も我慢の限界に来たらしく、ケータイでシチローを呼び出そうとした、ちょうどその時だった。
「ただいま~~♪」
タイミング良く、ドアの外からシチロー達の声が聞こえた。
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