甘い笑顔のキミ
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「よいしょ…っと。」

大量の布が入ったダンボール箱を机の上に置く。

布ばっかりだったから結構軽かったな~。


「舞ー、ここに置いとくよー。」

「はーい。ありがと~!」


とりあえず舞に声をかけてから、再びメモを見る。


最後は“視聴覚室”か…。

「…って、何これ?」


視聴覚室と書かれた隣には柏原くんの字で

“行ってからのお楽しみ!”と書いてある。

……とりあえず行くか…。

教室から出ると、ちょうど階段から柏原くんが上がってきた。


「あ、柏原くん。」


声をかけると気がついたのか私の方へ歩いてきた。

「ねぇ、コレ何?」


メモを見せると突然ニヤついた顔で私を見た。

「行ったらわかるって♪」

「え…ちょっと!!」

柏原くんはそう言うとメモを返し、

そのまま教室に入っていった。

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