甘い笑顔のキミ
……結局何なのかわからなかったな…。

視聴覚室の前まで行くとクラス教室から離れるためか

一気に静かになる。

教室うるさかったからなんか落ち着くなー…。

「失礼しまーす。」

ガラッとドアを開けると薄暗い教室に

ダンボール箱と、その前に誰かが座っていた。


……誰だろ?

薄暗い教室なのと、背中を向けられているせいで誰かがわからない。


「…あのー……。」

ゆっくり近づいて行くと

だんだんはっきりと見えてきて、それは知ってる姿だということが分かる。



「………田中くん…?」

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