甘い笑顔のキミ
私は昼休憩が始まってるはずの教室に戻った。

(あれ…?)

教室を見回しても相川くんがいない。

私のクラスの当番は午前と午後で分かれていて、相川くんは午後からフリーらしい。


どこいったんだろう…。

徐々に高まる胸を抑えながら周りを見回していると、お茶を飲んでいた舞と目があった。


「舞、お疲れ様。」

「ありがと。…渚、相川くん探してるの?」

駆け寄ってきた舞にコンビニで買ったアメを渡すと、早速食べながら尋ねてくる。

「…うん。どこにいるか知らない?」

「さっき柏原くんとしゃべってたけど……相川くん大変かも。」

バツの悪そうな顔をしながら話す舞。

どうしたんだろ?

すると舞は私の気持ちに答えるように口を開いた。
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