甘い笑顔のキミ
屋上からグランドを眺めると
たくさんの人や出店でにぎわっている。


「…教室、行ってみよ。」

相川くんいるかな…。

“相川くん目当てのお客さん”

舞の言葉が頭をよぎる。


行っても話しかけられないくらい忙しいかもしれない。

でも、もう待ってるだけはやめた。


昼休憩の時、相川くんは戻ってこなかった。

もしかしたら午後の担当やらずにすんだのかもしれない。


……だとしたら、メールの返信がないのが不安だけど。


ひとつの決心と不安を持ちながら教室に入ると、私は目を疑った。




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