甘い笑顔のキミ
足が少し震える。

心臓の音がすごく速い。

…でも心はなぜか冷静で。


「相川くん、話があるから一緒に来て?」

こんなの告白するってバレバレだけど、
それでもいい。

…早く相川くんに伝えたい。

相川くんを真っ直ぐに見つめて言うと、優しく微笑んでくれる。

「ちょっと、無視してんじゃないわよ!」

「あんた、相川くんのなんなの!?」

「私は……」

なんて言ったらいいんだろう…。

言葉が見つからない。

すると相川くんを誘ってた男子の一人が顔を覗きこんできた。

< 154 / 163 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop