甘い笑顔のキミ
「…やるか。」

自分の担当、さっさと終わらせといてよかった…。

私は自分の椅子に座り、作業を始めた。



―1時間半後―


「…終わるのかな、これ。」

やってもやっても終わらない気がしてきた…。

目の前にはまだ残っているプリントなどが置いてある。

「…どうしよー…。」


周りを見ると、すでに暗くなっていた。

これじゃ仕事も終わらないし、これ以上暗くなるなんてやめてほしいよ…。

ひとりの教室と、暗くて静かな空間が恐怖心を引き立たせる。

舞と和樹は部活の練習があるし…。

「…誰かきてー……。」


そう呟いた瞬間。

ガラガラッ!!

「…!?」

すごい勢いで教室の扉が開いた。

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