甘い笑顔のキミ
…わざわざ戻ってきてくれたんだ…。

(…優しい…。)

相川くんの優しさに胸がジーンとする。

「ごめんね…?ありがとう、相川くん。」


笑って言うと微笑み返してくれる。

「全然いいよ。…でもね?」


いきなり真剣な顔になるとズイっと顔を近づけられる。

な、何…?

びっくりしながらもじーっと相川くんを見ると。

「なんで俺に言ってくれなかったの。もう7時すぎてるし、危ないでしょ?作業も終わってないみたいだし。」

ちらっと私の手元を見て言い、再びまっすぐ見つめられた。

「だって…」

「だって?」

なんて言おう…。

まっすぐな視線に耐え切れず、思わずうつむく。

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