甘い笑顔のキミ
「…崎。…藤崎っ!」
誰かに体を横に揺らされて、閉じていた瞳を開く。
顔を上げると呆れた顔をした田中くんがいた。
「…どうしたの?」
頭がうまく回らずそれだけ聞くと、田中くんは大きな溜め息をついて言った。
「どうしたの?じゃねーよ。みんな作業終わらして帰ったんだけど?」
「…えっ!?」
パッと周りを見渡すと、教室には私と田中くんだけしかいなくて、
時間は5時を過ぎていた。
たしか作業始めたのが4時前くらいだったから……
「…田中くん。私、どれくらい寝てた…?」
「さぁ…1時間弱ってとこじゃね?みんな、藤崎が疲れてるの知ってるから起こさなかったし。」
「みんな良いやつだよな~」と言いつつ感心してる田中くん。
…たしかにみんな良い人だけど、疲れてるの知ってるんだったら
少しくらい私の分の作業もしておいて欲しかったな……。
目の前には寝てたせいで全くすすんでいないプリントの山。
誰かに体を横に揺らされて、閉じていた瞳を開く。
顔を上げると呆れた顔をした田中くんがいた。
「…どうしたの?」
頭がうまく回らずそれだけ聞くと、田中くんは大きな溜め息をついて言った。
「どうしたの?じゃねーよ。みんな作業終わらして帰ったんだけど?」
「…えっ!?」
パッと周りを見渡すと、教室には私と田中くんだけしかいなくて、
時間は5時を過ぎていた。
たしか作業始めたのが4時前くらいだったから……
「…田中くん。私、どれくらい寝てた…?」
「さぁ…1時間弱ってとこじゃね?みんな、藤崎が疲れてるの知ってるから起こさなかったし。」
「みんな良いやつだよな~」と言いつつ感心してる田中くん。
…たしかにみんな良い人だけど、疲れてるの知ってるんだったら
少しくらい私の分の作業もしておいて欲しかったな……。
目の前には寝てたせいで全くすすんでいないプリントの山。