甘い笑顔のキミ
「これって……」

「キスマークだね。」

私が呟くとそれに合わせたかのように
相川くんが答える。


え…?キスマークって……、
……あの?

「……え!?」

思わず大きな声が出て、

自分の体温が一気に上がっていく。

鏡に映る自分の顔が、首元にあるそれと
同じくらい赤い。



でも、なんで相川くんが私に…?

そっと相川くんの方を向くと
少し顔を赤く染めた相川くんと目があった。

「俺、誰にでもそんなことするわけじゃないから。なんとも思ってないような相手には手出さないから。」
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