甘い笑顔のキミ
お、襲っちゃうって……。

あの爽やかな相川くんがそんなこと言うなんて…。

すると相川くんの指が頬に触れ、そしてそのまま顎のラインをなぞるようにスッと指が移動した。
「……っ!」

触れられた所に体がピクリと反応する。

「藤崎さん、警戒してないけど、俺だって男なんだよ…?そんな誘うような顔見たら、我慢できないんだけど?」

すぐ近くから聞こえる相川くんの声に、体が甘く痺れる。
私は力が抜け、ダランとなった体を支えるため、咄嗟に相川くんのシャツを握った。


「……その仕草も行動も…全部が誘惑にしかならないよ…。さっきのでもかなり耐えたのに…。」

そのまま指先は首筋をつたって、赤く染まった部分に触れた。

「ちょ…っ、相川くん……!」

身をよじって、その指先から逃れようとしても
もう片方の手に体を強く抱きしめられているせいで、無駄な抵抗に終わる。


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