甘い笑顔のキミ
「な……。」


あまりの突然さに呆然と出入口を見つめる。


どうしよう…
昨日の今日でいきなり二人きりなんて……。


ちらっと相川くんを見ると、同じように出入口を見つめていた。

相川くん、横顔もかっこいいな……。


思わず見とれていると、私の視線に気がついたのか、顔ごと視線を私の方へ向け、ニコッと笑顔を見せた。

(うわ…っ)


惜しみも無く向けられた笑顔に心臓が跳ねる。


相川くんの笑顔ってかっこよかったり可愛かったりするから、いつもどきどきしちゃう……。


「……キラースマイル…。」

「え?」

赤くなった顔をおさえながらぼそっと呟くと、相川くんがキョトンとした表情で私を見た。

こんな表情ですらかっこよく見える私は病気でしょうか…。


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