甘い笑顔のキミ
「藤崎さんさ、俺が告白したこと忘れてない?」

「え…?」


予想しなかったことを聞かれ、咄嗟に聞き返してしまう。

相川くんの告白を忘れるわけなんかないのに…。

「……忘れるわけないよ…。」

「じゃあ、好きな子に“可愛い"なんて言われた俺の気持ち、わかる?」


え……。

聞き返す暇もなく、相川くんの顔が近づいてきて、耳元で囁かれた。

「可愛いってさ、それって俺のこと、男として見てないってことでしょ?」


そう言いながら左手で私の髪をはらいのけると、昨日と同じ様に首元に顔をうずめて、

「!?…違……やっ…!」

ペロッと昨日つけられた赤い印の上を舐められる。


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