暴走族のお姫様Ⅰ〜Would like you〜
「ありがと!いいよ、怠慢張ってあ・げ・る」


スカジャンを着て、前髪掴んで後ろに手で流す


「調子こくなや!!!!!」


「あぁー、せっかく手加減してあげようと思ったのに…」


「オラー!!!!!!!!!!!!!!」


いきなり向かってきた桜乱の頭…


「はぁー…」


溜め息を吐いた瞬間、蹴ってきたがそれを楽々避け、溝うちに拳を入れた


「うっ…」


一瞬顔を歪めた相手


「おりゃ!!!!!!!!」


そこから先も、私の圧勝で怠慢に勝った


「弱ッ!!!!」


スカジャンを脱ぎ、クラスメイトに渡すと丁重に扱われた


「俺ら来た意味なくね??」


涼介が言ったが、みんなはスルー


「っておい!待てよ!!」


「キャハハハ―――…」


この時、楽しく過ごして居た私を奈落の底に突き落とそうとしていた人物が居たなんて知る由もなかった…
< 11 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop