暴走族のお姫様Ⅰ〜Would like you〜
冷たく言い放つ彼


「EMPERORが攻めてくるのが楽しみだな」


口端を上げて笑う彼


「何が目的??」


「お前とEMPERORが崩壊していくこと」


「EMPERORは崩壊しない」


「まぁ、楽しみにしてればいい。あと、家の中ならば自由に動いていい」


そんな許可要らない


「じゃあな」


バタンと音を立てて扉は閉まった


それにしても気持ち悪いくらい白いこの部屋


まるで、これから血で真っ赤に染まっていくのを迎えるように…


もう、誰かが傷つくのだけは見たくない


誰の命も欠けさせない


傷つくのは自分だけでいい


この真っ白な部屋が赤で染まるなら私のだけでいい…


そう心の中で思っていた


ー愛美side endー
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