暴走族のお姫様Ⅰ〜Would like you〜
入った瞬間、血生臭いが押し寄せてきた


「龍二、落ち着け!!!!」


「離せ!!!!殺すぞ昴!!!」


どうやら唯一、昴が残ったらしい


「龍二」


私の声に反応する龍二


「どうしたの??ただいま」


「愛美…」


ソファーにいる龍二をそっと抱き締めると安心したのかしばらくしたら眠りだした


「ごめんね、昴。寝てないでしょ??みんなと寝てきて??」


「いや、ありがとな。お言葉に甘えるよ」


苦笑いし、この部屋を後にした昴と交代で類が入ってきた


「愛美ぃー」


「類」


類を見た瞬間、口元が緩んだ


「一緒に寝たい…」


「いいよ。ごめんね、寝れてなかったんだよね」


類は過去のトラウマがあって1人で寝れない


だから、いつも私が居るときにしか寝ないの
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