無敵のキラりずむ


「人聞きの悪い。オレは、好きでここで働いてるんだ。単純に『出世』と呼んで欲しい」

「そうですね。それは、おめでとうゴザイマス」

「どういたしまして。どう?この若さで、前途有望な店長さんの、女になる気はない?」


あたしは、たまに、女の子をドキドキさせているらしいこの顔で、ニッコリと笑う。

なぜだか、あたしは女の子にモテるのだ。

超絶に短いOL生活の中でも、それは実証していた。

他の課のお局さまに、きっちり口説かれたのだ。

『お金に不自由はさせないから、私のものになりなさい』って。

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