無敵のキラりずむ
肘を張って、引き剥がそうともがく。

ゴインと、気味の良い音がして、ヒデタダが離れた。


「痛って」


見ると、四角い、アルミのフタらしきものを、小野田さんは持っていた。

それで、頭を殴ったらしい。


「今度やったら、クビ、だから」


緑な瞳。

真面目に、怒ってる。

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