あお夢【短編】
「おはよ。」啓くんが、わたしのそばまで近付いてきた。


わたしは、啓くんからじっと顔を見つめられてしまい、緊張してしまう。


啓くんが、そばにいるだけで、だんだん息が出来なくなってくる。


「ミズノ、髪ぬれてるよ。」そう言って、啓くんは、わたしの髪に手を伸ばそうとした。


「大丈夫だよ。」
わたしは、啓くんから触れられそうになったので、思わず、一歩下がってしまった。




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