あお夢【短編】
「ミズノ、空を見て。」

啓くんは、少し興奮しながら夕方の空を指さしていた。


わたしは、言われた通り黙って空を仰いだ。

空には、白い月が、少し遠くにみえた。


わたしは、何だか、こわくなった。




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