あお夢【短編】
わたしと啓くんは、あれから毎日一緒に帰るようになった。


啓くんは、自転車から下りてわたしに合わせて歩いてくれる。


やっと、君に想いを伝えることができてわたしは、幸せだった。



何でもないことが、毎日楽しくて笑いころげる日々だった。ただ、啓くんのことを知れば知るほど、そばにいればいるほど、前よりもっと好きになっていった。



それは、まるで万華鏡のようにコロコロと不安定に、わたしの心に変化をもたらしていく。




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