あお夢【短編】
だから、わたしはもうこれ以上に大切なものを失うことがないように、わたしの心の奥深くに君への想いを沈めた。



その日の夜。わたしは、どうしても夜眠れなかった。溜め息をつき、あの四葉のクローバーをそっと箱から取り出した。わたしは、あのおまじないを今でも信じていた。



「どうしても、会いたくなった時は、いいでしょ?」わたしは、四葉のクローバーに呟いた。




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