ゆびきり
僕は
布団をクルっと巻いた藍ちゃんの上に乗って
キスをした。
「藍ちゃん、大丈夫?辛くなかった?」
「大丈夫だよ」
「よかった…」
僕は藍ちゃんに優しくキスをした。
「藍ちゃん。藍ちゃんは夢ってあるの?」
「あるよ。ずっと昔から。藍の夢は一つなの。」
布団の中から
藍ちゃんの華奢な手が出てきた。
小指をたてていた。
「どうしたの?」
ぼくが聞くと
「ゆびきり。小さい頃よくしてたでしょ」
「うん。覚えてるよ。」
「それが藍の夢。たっちゃんのお嫁さんになること」
僕は藍ちゃんの小指に
自分の小指を絡めた。
小さい頃は
同じようなプニプニの指同士だったのに
今では
華奢な女の子の指と
少し節の目立つ男の子の指だ。
「もう一度ゆびきりしようか」
藍ちゃんは
静かに首を縦に振った。
「たっちゃん。大好きだよ」
「僕も藍ちゃんが大好きだよ」
指をしっかり結んで僕達は歌った。
まるで子供のように。
無邪気に。
楽しく。
布団をクルっと巻いた藍ちゃんの上に乗って
キスをした。
「藍ちゃん、大丈夫?辛くなかった?」
「大丈夫だよ」
「よかった…」
僕は藍ちゃんに優しくキスをした。
「藍ちゃん。藍ちゃんは夢ってあるの?」
「あるよ。ずっと昔から。藍の夢は一つなの。」
布団の中から
藍ちゃんの華奢な手が出てきた。
小指をたてていた。
「どうしたの?」
ぼくが聞くと
「ゆびきり。小さい頃よくしてたでしょ」
「うん。覚えてるよ。」
「それが藍の夢。たっちゃんのお嫁さんになること」
僕は藍ちゃんの小指に
自分の小指を絡めた。
小さい頃は
同じようなプニプニの指同士だったのに
今では
華奢な女の子の指と
少し節の目立つ男の子の指だ。
「もう一度ゆびきりしようか」
藍ちゃんは
静かに首を縦に振った。
「たっちゃん。大好きだよ」
「僕も藍ちゃんが大好きだよ」
指をしっかり結んで僕達は歌った。
まるで子供のように。
無邪気に。
楽しく。