ゆびきり
車は出発してすぐ近くのコンビニに止まった。
パパは財布から1000円出し
「飲み物かってきて。おれはコーヒー。」
といいながら、僕の手の上に置いた。
「ママは?」
「ママはお茶でいいわ。」
「了解。」
車から降りてドアを閉めた。
よく足を運んだこのコンビニにも
もう来る機会がなくなるのかな
そんな感傷に浸りながら店の奥へと入っていった。
そこに聞き覚えのある声。
「やだ~!なにいってるの!?」
そう言いながらすごく楽しそうな笑い声。
僕がそっとそっちをみると藍ちゃん…
いや…
藍ちゃんとタケが居た。