ゆびきり
「たっくんってさ…好きなやついるの?」
そう言ってトオは水を飲み干した。
水を飲み終わるのを見届けて
「いるよ。でも今は人のものなんだ。」
と正直に答えた。
「人妻!?」
「へ??」
トオのとんでもないつっこみに変な声を出してしまった。
「さすがに人妻ではないけど…僕が仲良かった奴と今は付き合ってる」
「それって人のものじゃないだろ。たっくんはマジメなんだから。」
「うん…。でもやっぱり取り返せないよ。でも近くで2人を見ている勇気もなかったんだ。」
僕はトオの手ににぎられてる空のペットボトルを見つめた。
「そっか。」
トオは勘も鋭くておせっかいなことは言わない。
きっと何となく察しているだろうけど聞いてこない。
だから僕は居心地が良かった。
「合コン行かない?」
僕たちの雰囲気をつかめない奴が後ろから場違いな言葉をかけてきた。
そう言ってトオは水を飲み干した。
水を飲み終わるのを見届けて
「いるよ。でも今は人のものなんだ。」
と正直に答えた。
「人妻!?」
「へ??」
トオのとんでもないつっこみに変な声を出してしまった。
「さすがに人妻ではないけど…僕が仲良かった奴と今は付き合ってる」
「それって人のものじゃないだろ。たっくんはマジメなんだから。」
「うん…。でもやっぱり取り返せないよ。でも近くで2人を見ている勇気もなかったんだ。」
僕はトオの手ににぎられてる空のペットボトルを見つめた。
「そっか。」
トオは勘も鋭くておせっかいなことは言わない。
きっと何となく察しているだろうけど聞いてこない。
だから僕は居心地が良かった。
「合コン行かない?」
僕たちの雰囲気をつかめない奴が後ろから場違いな言葉をかけてきた。