ゆびきり
「山田~。お前ってほんと合コン好きだな~!」

トオは少し呆れながら言ったが
山田はめげない

「N女のかわいい子ぞろいなんだよ~!たのむよ~!」

僕とトオの間に入り込み顔の前で両手を合わせた。

「どうする?」

トオは僕をチラッとみた。

「頼むよ~!2人が来るって言っちゃったんだ!」

こいつまた勝手に・・・。

「う~ん。まあ、行くだけなら…。」


僕が最後まで言わない間に山田は席を立ち

「じゃあ夜7時集合な~」

と手を振って去っていった。




「お人よし」

トオは少し笑いながら言った。


「うるさい。」

自分でも正直嫌になる…。



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