ゆびきり
トオの言うとおり
女の子たちは30分は余裕で遅れて来た。

ぞろぞろと4人入ってきた女の子は
僕たちの向かい側に座った。



あれ…?

僕の斜め向かいに座った女の子…


「たっくん!たっくんじゃない!?」

「マリちゃん??」


僕たちの話をきいていたトオは

「あれ?知り合い?」

と俺に聞いてきた。


「うん。小学校からの。でもN女子大に行ってたのは知らなかったな~」

僕はトオに向けた目線を再びマリちゃんへ向けた。

「でしょ~!高校もみんなと離れちゃったしね。でも、こんなとこに来ちゃって藍ちゃんは大丈夫なの?」

藍ちゃん…。


「・・・。」


黙り込む俺の様子をみてマリちゃんは慌てた。

「え?もしかして…別れた?ごめんね。そうだよね。たっくんが彼女いるのに合コンなんてこないよね」

周りも少し気まずい雰囲気を出して
僕も少し困っていたら

「まあ、みんな寂しいもの同士ってことで!!はじめよ~!」

と雰囲気を盛りなおしてくれた。


山田は、仕切りから自動的に外された。






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